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第2回こどもがまんなかPROJECTアワード審査結果

No. 都道府県 園名 内容
1 最優秀賞 東京 認定こども園多摩川幼稚園 日本とカンボジアのこどもがまんなか~Mother to Mother活動~…日本の忙しいお母さんに代わってカンボジアのお母さんが日本の子どもたちが園で使う手提げ袋等をつくる、それを日本のお母さんが購入しその購入代金でカンボジアの子どもたちは学校に通う、国を越えたこどもがまんなかの活動です。
2 最優秀賞 長野 みすず幼稚園 平成11年に自然体験施設として開設された「りんごの森」は子どもたちにとって宝の山。毎日でも遊びたいというこどもたちの気持ちに応えて年長児を対象に「アドベンチャー週間(りんごの森の中で子どもたちが自由に遊ぶ一週間)」が誕生しました。今年で10年目を迎え、毎年さまざまなエピソードが生まれます。保育者は子どもたちの自発性を大切に、こどもがまんなかになるよう見守ります。
3 最優秀賞 石川 金沢星稜大学附属星稜幼稚園 金沢で毎年6月に開催される「百万石まつり」をきっかけに、金沢の歴史文化に興味をもち、「見てみたい」「行ってみたい」「食べてみたい」「やってみたい」という気持ちが次第にふくらむ子どもたち。これまで金沢城見学や加賀野菜、水引細工などを体験しました。今回の金箔貼りは職人さんの技に驚き、息をのみました。作業は緻密でしたが、できあがった作品を「早く飾りたいな」と嬉しそうに持ち帰る姿に、伝統文化に親しみながら自分たちの町をますます好きになって欲しいと願います。
4 最優秀賞 青森 認定こども園青森中央短期大学附属第一幼稚園 大学構内に園舎があるため、一年を通して定期的に構内にあるビオトープで自然遊びをします。大きな石にお花を並べてバーベキュー遊びをしたり、想像力を膨らませます。季節に応じて虫捕りや枝拾い、セミの観察やメダカすくい、集めた落ち葉でカブトムシプールの作成など、こども中心に自然を使った活動を存分に楽しんでいます。
5 最優秀賞 大阪 中野幼稚園 民家が隣りあう中にある当園。子どもたちの元気な声や泣き声など日々にぎやかですが、寛容な心で地域のみなさまに受け止めていただいています。子どもたちに地域の方々とのふれあいを通して温かさやぬくもりを感じてほしいと考え、園庭で収穫した野菜を届けます。子どもたちが感じた地域の人の温かさを心に、成長して欲しいと願っています。
6 優秀賞 宮崎 生目台幼稚園 日本の伝承遊び「けん玉」を開園時から32年にわたり1日5~10分ほど保育活動に取り入れています。家に持ち帰って練習する子もいて、そのまとめとして2月に「けん玉記録会」を行います。けん玉遊びは手足の屈伸や微妙な体の動かし方が必要な全身運動です。練習のときは子ども同士が教え合う姿もあり、協調性や思いやりが育まれるとともに、自分自身に挑戦していく忍耐力なども培われます。
7 優秀賞 山形 認定こども園若草幼稚園・若草ベビールーム お寺の本堂前にある池は、「カメさんの池」と呼ばれ親しまれています。その名の通り、カメが沢山棲んでいる池で、子どもたちはその不思議な生態に興味津々。すぐそばで観察できるので人気ナンバー1スポットです。入園当初不安でいっぱいの子も、カメさんの魅力に惹きこまれ、癒され、いつの間にか笑顔で登園。「池の底には河童がいるのかも」などストーリーが生まれ、想像力を掻き立てるミステリースポットでもあるようです。子どもたちの「見たい!触りたい!確かめたい!」という気持ちを大切に、安全に対する意識を促しながら子どもたちだけでなく大人も心動かされる毎日です。
8 優秀賞 栃木 認定こども園バンビ幼稚園 年少組のある子が、廃材を使って恐竜づくりを始めました。毎日夢中で作り続ける彼に、周りの子たちも興味をもちはじめたので、「恐竜」をテーマに遊びを設定していくことにしました。園庭の石を掘り起こす「化石発掘ごっこ」が次第に発展し、家からサンマの骨や鳥手羽の骨を持ち寄り、さらにそれらの骨をコンクリートに埋めて金槌で割る発掘をしたり、ついには大きな恐竜を再現してみたくて、市場に巨大なマグロの骨をを使った化石づくりへと…!子どもたちの好きを遊びにどんどん発展させて、ようやく完成した本物みたいな恐竜の化石。誇らしげな姿が印象的でした。
9 優秀賞 茨城 認定こども園ぶどうの木竜ケ崎幼稚園 「子どもたちの毎日に美術を!」という願いで、園内にギャラリーを設けました。ギャラリーでは、作家の方々から協力いただいて、展覧会やワークショプなどを開催し、子どもだけでなく保護者や地域の方々にも楽しんでいただいています。刺激を受けた子どもたちは自主的な展覧会を企画したり、活動が広がります。また、展覧会がないときギャラリーは「積み木の部屋」として自由に行き来でき、なんでも思い思いにみんなで協力したりして作品をつくります。思う存分創造できる部屋です。
10 優秀賞 新潟 新潟中央幼稚園 今年の1月のとある日、新潟県では8年ぶりに80センチも積もる程の大雪でした。交通は大混乱し、27の小中学校が休校となった中、自由登園を実施。雪遊びを楽しみにしていた園児たちは保護者とともに元気に登園、みんなワイワイニコニコと園庭に飛び出していきました。雪は最高の遊具であり、これこそこどもがまんなかの世界です。
11 優秀賞 静岡 聖隷クリストファー大学附属クリストファーこども園 私たちが大切にしたいことは、一人ひとりの子どもがその子らしく過ごすこと。愛されて育つこと。豊かな学びを促す、遊びの環境を保障すること。ある子がサッカー遊びの途中で、枝を拾いました。テラスの隙間に入れるとポキっと折れて2つになったことに驚き、夢中になります。枝によって太さに違いがあること、折れる力加減やてこの原理をを体験すること。この子を最後までゲームができない子という目で見てしまったら、この子の学びは見落とされてしまったかもしれません。
12 優秀賞 大阪 高槻双葉幼稚園 家庭や公園では汚れが気がかりでなかなか出来ないどろんこ遊び。幼稚園では気にせず安全に思い切りできるよう、築山・どろんこ池をつくりました。泥の感触を楽しむことはもちろん、水運びをしたり、掘ったり、どんどん遊びに集中していくことができます。そんな中で、ごっこ遊びが始まり自然と友達と協力・共同する姿が見受けられます。子どもの「やってみたい!」を大切に、五感をフルに使って創造性や自発性を育めるよう、どろんこ遊びの環境を大切にしていきたいと思います。
13 優秀賞 東京 日の出幼稚園 園庭にある、子ども達が「やま」と呼ぶ斜面では、約80種類の草木が生えていて、虫も花実もたくさんあって、雪が積もれば天然のゲレンデにもなる、魅力たっぷりの場所です。四季折々の表情を見せる「やま」で遊ぶことで転んだり滑ったりしながら知らず知らずのうちに身体の使い方を身に着けているようです。子どもはもちろん、大人も好奇心をくすぐられる自慢のスポットです。
14 優秀賞 東京 明愛幼稚園 面積の関係で園庭に設置することが難しかったアスレチックを立体的に組み立てて、プレイウォールとして設置しました。当時はその斬新な設計で遊具デザイン賞をいただきました。設置から20年経ちますが、いまも子どもたちに愛され、幼稚園で一番楽しかったのはプレイウォールとみんなが一斉に答えるほど絶大な人気を誇っています。世界で一つのオーダメイドの遊具は、わが園自慢のこどもがまんなかの遊具です。
15 優秀賞 東京 葛飾二葉幼稚園 園にある標高3メートルの「どんぐりやま」には子どもたちが自然と集う山小屋やガチャポン井戸があります。そこでは気づかないうちに協力関係が生まれたり、ケンカしたり、相談したり、毎日たくさんのエピソードが生まれます。四季折々に姿を変えるどんぐりやまで、子どもたちの遊びも、様子も変化していきます。どんぐりやまには一人ひとり、顔も背も大きさも性格も違うドングリたちが毎日集まって、楽しい笑い声が溢れています。
16 優秀賞 千葉 鎌ケ谷みどり幼稚園 過去の園の実践を踏まえた人形劇やパネルシアターの上演を幼稚園ホールにて行い、地域の交流の場として開放しました。100名近い親子や参加し、演目や交流を味わっている様子でした。保護者からはクオリティーの高さを褒めていただき、想いが伝わったと実感できるお楽しみ会でした。
17 優秀賞 福島 みらい幼稚園 磐梯山と猪苗代湖が見渡せる雄大なスキー場で実施する「親子そり遊び」は、普段仕事でふれあう機会が少ないお父さんお母さんと一緒に遊ぶことのできる貴重な機会。子どもはもちろんスキー場であちこちで大きな歓声があがり、親も童心に帰って楽しんでいます。遊んだあとは楽しみのバイキング昼食で大満足、季節に応じたイベントは子どもにとって楽しく印象深い体験となって大きくなっても長く心に残るものと思います。
18 優秀賞 茨城 認定こども園取手ふたば文化 2階建ての園舎には通称「ジャングルネット」と呼ばれる子どもたちに人気のアスレチックがあります。1階と2階の行き来は階段でもできますが、ジャングルネットで行き来します。子どもたちは挑戦が大好き。やや難しくスリルあるものに、友達と一緒に日々チャレンジしています。探検が好きなこの子どもの心をつかんだこのアスレチックは、こどもがまんなかの遊具だと思います。
19 優秀賞 兵庫 認定こども園武庫愛の園幼稚園 姉妹園の田んぼを借りて、年長組が田植えをします。普段食べているお米がどのように作られて、ご飯として食べるのかを経験してもらいます。まず、田おこしとしての泥んこ遊び。泥遊びが初めての子も多いので「キャー!」という叫び声が響きます。最初は警戒していても徐々に慣れ、遊びがどんどんダイナミックに!この他にも夏野菜やいちごなどの栽培を通して自分たちの暮らしを学んでいきます。
20 優秀賞 青森 認定こども園さつき幼稚園 園の広い回廊に設置された夢の船、エクセルシア号は「つねに、より高い目標に向けて挑戦し続けてほしい」という想いを込めて命名されました。船には子どもたちの“冒険心をくすぐる”8つの仕掛けがあり、秘密の洞窟やナゾの足跡など、無限の想像力で一人ひとりの“特別な”世界を創りだすことができます。
21 優秀賞 東京 葛西めぐみ幼稚園 子どもの運動能力やバランス感覚が低下していると聞き、遊びを通して鍛えられないかと考えタイヤや木材を使った遊びを始めました。最初は保育者がコースを考えていましたが、次第に子どもたち自らコースを作りたいと声があがり、年長を中心にコース作りが始まりました。タイヤの上を歩くだけなので、年少から年長まで一緒に楽しめます。年齢関係なく遊ぶことで、年少組の特別ルールはじめ自分たちでルールを決めて遊びを展開しています。
22 優秀賞 大阪 大阪音楽大学付属音楽幼稚園 年少組では、クラスで一つのテーマをもって共同制作をします。一年間の園生活を通して四季を感じてきたので「季節」をテーマにすることにしました。「お部屋で四季あらわしたらいいんだよ!」という声をきっかけに素敵なアイディアが飛び出しました。普段の遊びでも秘密基地やお城づくり、お店屋さんごっこと自分たちだけの空間を持つことが大好き。与えられた空間ではなく、自分たちのイメージで工夫した4つのお部屋は思入れたっぷりで、今でも毎日楽しめる空間になっています。
23 優秀賞 石川 木津幼稚園 砂丘の上にある当園では、砂遊びはできますが、土遊びはなかなかできません。そこで、陶芸粘土で器を形作る事で、情操を培い、有形の物の儚さ、そして物の大切さを伝える大変有用な教育だと実感しています。また、親子で同じ空間を過ごすことの大切さを実感できる会です。また器が完成したら、お茶会でお抹茶をいただきます。苦くて飲みにくい子もいますが、自分の作ったお茶碗を見つめて満足げな表情がたくさん見られます。
24 優秀賞 福島 西郷幼稚園 子どもたちと先生で準備から競技までおこなう運動会。そうすることでPTAや保護者は見ることに集中ができます。親子や祖父母とのプログラムもありますが、どれも「こどもがまんなか」に行っています。基本的生活習慣のつみかさねを意識した競技や、年長が年中・年少を手伝う競技は普段からの生活の様子が窺える競技が主です。また保護者席もクラスごとにわけ、保護者が目の前で子どもの様子がみれるように工夫もしています。
25 優秀賞 大阪 アスール幼稚園 創立70周年を迎える当園は、古くなった園庭の遊具を新しくすることとしました。園庭を海辺と見立てたコンセプトとして、灯台・ひょうたん島、お船の滑り台を新しくし、魚遊具の配置を見直しました。特に灯台は、幼稚園を港とし、園児を船と見立て、子どもたちが将来遊びにきたり、園の先生になったり、親になったりしたときの道しるべとなるよう想いを込めました。これからも新しい遊具が子どもたちの幼稚園での思い出となってくれればと願っています。

こどもがまんなかプロジェクト